ちひろんを出産した日
おしるしが出産日より2週間前にきた。初産は出産予定日より遅れることが多いと聞いていたし、産院の先生もまだまだと言っていたので、おしるしがきた時はびっくりした。
どうしていいかわからなかったので産院に電話したら、おしるしがあったらだいたい1日で出産することが多いのだが1週間おしるしがある人もいるとのこと。
『1週間・・・。1週間もあったらこんなドキドキ1週間も体験しなければいけないんだ・・・。やだなぁ。』と思っていたのにおしるしから1週間後に破水した。しかも夜中。急いで病院にとんで行った。
すぐに入院したが、陣痛も来ておらず子宮口が全然開いてないので出産はまだまだかかると助産士さんに言われた。
緊張してなかなか寝れない。お産になったらますます寝れなくなるから、今寝とかなきゃダメなのに・・・。と思っても眠れない。
やっと寝れそうになった、夜中の3時半に陣痛がやって来た。陣痛の痛さははギュウっと全身が縮まるような痛さで息も出来ない感じだった。間隔が短いから我慢できるがこれが長くなったら、我慢出来ないのもわかるような痛さだった。
午前中はまだ余裕だったのだが、お昼ごはんを食べたら急に吐いてしまった。痛さのほうも死ぬほど痛くなってきた。助産士さんに見てもらうと子宮口はまだまだ開いておらず、陣痛も微弱でこれからまだまだ痛くなるらしい。
『これ以上に痛くなるのか。。。?ああ〜〜なんで、あたしみたいな根性無しが子どもを産もうと思ったんだろう。』と妊娠したことを後悔した。もう出産は始まったから後悔しても仕方がない。進むしかないんだけど、あまりにも痛くて痛みに耐え抜いて無事出産できる自信が全然なかった。
夕方5時ぐらいに父ちゃんと実母に付き添ってもらい分娩室に入った。それまでサポートしてくれた助産士さんは早番で、遅番の助産士さんと交代になった。この助産士さんが最後まで出産に付き合ってくれることになった。
だんだん、だんだん、痛くなってくる痛みに耐えかねて、母ちゃんは獣のようになっていった。「無痛分娩にしてくれ!!」「帝王切開にしてくれ!!」などと訳のわからないことを叫んでいたと思う。
極めつけが助産士さんに「そんなに痛がらんでも、あなたのは微弱陣痛で普通の陣痛の痛みより6、7割しかないんだから・・・。」といわれたのに対して
「痛てーもんは、痛いんじゃあ!!」とヤロー言葉で怒鳴っていた。
助産士さんによると赤ちゃんが来るところまで来ないのに力んでしまうと、子宮からお尻から裂けて大変になるらしいので、それまでは痛みを呼吸で逃がすようにと言われた。
が、あまりの痛さに力んでしまいそうになるので、力まないように助産士さんにお尻の穴を始終押さえてもらうような感じであった。助産士さんが分娩室を離れなければいけないときでも、
「行かないで〜〜〜!!」っと叫んでいた。
この暴言&始終助産士さんに頼りっきり状態だったのがいけなかったのだろうか?
助産士さんに
『痛ミニ弱イ&他力本願ノ根性無シノオ母サン』
『コンナコトモ耐エラレ無イナラ、コノ先オ母サンナノニ如何スルノ?』
出産の痛さでうる覚えではっきり何を言われたか覚えていないが、このような意味合いのことを言われたと思う。
自分がコンプレックスのことを他人に言われるとさらに気になってしまうものである。妊娠中しっかりしたお母さんになるんだ!!っと自分に言い聞かせていたが、本当は母親になる自信なんて全く無かった母ちゃんは再び不安だらけになってしまったのである。
今考えると、このこと母ちゃんが後に母乳にこだわる最大の原因だったんじゃないかなぁっと思う。











